東京ディズニーセレブレーションホテルに泊まってみました

春休みにディズニーへ行った際、たまたまお手頃価格で空きがあったので「セレブレーションホテル・ディスカバー」へ泊ってみました。

泊ってみて初めて驚いたこと、困ったこと、などあったので記録していきたいと思います。

 

東京ディズニーセレブレーションホテルとは

まずは、東京ディズニーセレブレーションホテルについて説明します。

公式には「夢と冒険につつまれたバリュータイプのディズニーホテル」と書かれています。

この”バリュータイプ”ってとこがポイント。

ディスニーホテルとは、東京ディズニーリゾート直営の高級ホテルのことで、他にはご存知「ディズニーアンバサダー・ホテル」「東京ディズニーランドホテル」「東京ディズニーシーホテルミラコスタ」があります。

この3つは”デラックスタイプ”。

”バリュータイプ”と”デラックスタイプ”はいろいろ差があるので、事前にしっかり把握しておくといいですよ。

ホテルの立地

最初に気を付けておきたいのは、「東京ディズニーセレブレーションホテル」はパークからかなり遠いところにあります。

パークからは、無料送迎バスで20分ほど。

他のディズニーホテルやオフィシャルホテルと比べては遠いですが、パートナーホテルとはそれほど変わらないと思います。

セレブレーションホテルの誕生

このホテルは昔、「パーム&ファウンテンテラスホテル」というパートナーホテルでした。

パームテラスホテル
ファウンテンテラスホテル

ファウンテンテラスホテルがウィッシュに、パームテラスホテルがディスカバーとなっています。

2005年創業、2016年に東京ディズニーセレブレーションホテルとしてリブランドしています。

改修工事は行われていますが施設はほぼそのまま利用されているため、多少設備の古さは否めない感じです。

ディズニーホテルの特典

ディズニーホテルに宿泊すると様々な特典があります。

そちらは公式HPに細かく書かれているため割愛しますが、東京ディズニーセレブレーションホテルに限定すると、最大の特典は「ハッピー15エントリー」です。

「ハッピー15エントリー」とは、パーク開園15分前から入場できるというディズニーホテル宿泊者だけの特典です。

この宿泊費で「ハッピー15エントリー」が受けられるなら大変お得だ、というレビューをたくさん目にしました。

やはり15分早くパークへ入れるとその後のスケジュールが大分違うんでしょうね。

(うちはいつも遅いタイプなので、あんまり関係ない・・・)

予約~当日までに注意すること

予約方法

私は公式サイトからではなく、楽天から予約をしました。

公式サイトと金額が変わらないので、バケーションパッケージを利用したい場合は公式から予約しましょう。

キャンセル料は公式と同じく14日前から発生します。

ホテルまでのアクセス

公共交通機関で行く場合は、JR舞浜駅→東京ディズニーランド 番乗り場から無料送迎バスか、JR新浦安駅から路線バスです。

駅からの直通バスはありません(空港も然り)

パークへの無料送迎バスは大体10分間隔で発着していますが、利用者の少ない日中は本数が減るので注意しましょう。

チェックインはホテルでしかできない!

今回一番驚いたことなんですが、「東京ディズニーセレブレーションホテル」は舞浜の「東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター」で手続きできないんですよね!

ディズニーホテルなのに・・・(涙

荷物を預けたり、事前チェックインをしたい場合はホテルまで行かねばなりません。ちなみにボン・ヴォヤージュ1階にあるホームデリバリーサービスカウンターから、有料(荷物一つにつき400円)でホテルへ配送してくれます。

またプリチェックインの手続きは6:00~12:00までです。

到着が12時過ぎてしまうと、せっかく行っても手続きできないので気をつけましょうね!

チケットもホテルでしか買えない!

バリュータイプでもデラックスタイプと同様に「東京ディズニーリゾート マルチデー・パスポート スペシャル」を購入できます。

このパスポートは初日から両パークへ行き来できる特別なパスポートです。

しかしこちらのチケットも「東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター」で購入することができず、ホテルまで行かなければなりません。

「ディスカバー」に泊ってみたレポ

舞浜駅へ到着

新幹線で東京駅到着~JR京葉線で舞浜駅に到着したのが10時頃。

遅めの到着なのでホテルへは行かず、東京ディズニーシーへ。

実は「東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター」で手続きできないことを知ったのは前日!

バスで20分かかるホテルまで往復するのは時間がもったいないので、オンラインでチケット購入。

しかし例のごとくオンラインがなかなかつながらずイライラヒヤヒヤしました(汗

リゾートライナーに乗る前に、ボンヴォヤージュへ寄って荷物のデリバリーをお願いしました。

有料ではありますが、400円ならロッカーへ入れるのと同じですからね。

東京ディズニーシーからホテルへ

東京ディズニーシーのバスターミナル、6番のりばから出発します。

夜のショー後だったので9時頃、結構混雑していましたがバスが大きいので乗れないことはありませんでした。

が、20分立って行くのが嫌だったので10分待って次のバスへ乗車。

道がそれほど混んでいなかったので、15分ほどで到着しました。(ランドへは寄らず直通でした)

ウィッシュ→ディスカバーの順に到着しました。

チェックイン

チェックインの列は4~5組ほど並んでいましたが、ロビーはそれほど混雑していませんでした。

ウェルカムドリンクサービスがあり、代表だけ並べば同行者はゆっくり待つことができそうです。

翌朝の明るい時間に撮りました。

ミッキーがかっこいいですね。

 

座るスペースも結構あります。

ディズニーホテルでおなじみ、お子様がディズニー映画を見るスペースもあります。

チェックイン時に、案内を渡してくれます。

館内図、施設説明などカラーでわかりやすくて便利。

他ホテルのわかりにくさに辟易していたので、これはとてもいいと思いました。

ちなみに、ボン・ヴォヤージュで預けた荷物はゲストサービスデスクで受け取って、自分で運びます。

館内施設

ディズニーショップ「ディズニーファンタジー」

パーク内のショップで販売しているグッズを販売しています。

営業時間が8:00~21:00なので、着いた時は残念ながら閉まっていました。

「スナック&サンドリー」

おにぎり、サンドイッチ、お弁当、アルコール飲料、ソフトドリンク、お菓子などが揃う24時間営業のショップです。

ローソン系のコンビニエンスストアなので、品数も豊富です。

私が利用したのは9時半頃で、かなり混んでいましたがおにぎりやお弁当などはまだ豊富にありました。

カフェ「ディスカバー・カフェ」

カフェは利用していないのでわかりませんが、6:00~9:30営業で、大人(中学生以上)1,300円、小学生900円です。

ブッフェスタイルで簡易な朝食を提供とのことですが、事前予約が不要なので、気軽に利用できますね。

それでは客室へ

エレベーターは正面玄関からみて左右に二か所あります。

他のディズニーホテルと同様、ミッキーがアナウンスしてくれます♪

エレベーターホールです。

客室は中庭を真ん中にロの字に並んでいます。

進む方向を間違えるとかなり遠回りになるので注意!

客室から遠い方のエレベーターを選んでしまったため、かなり歩きました。

スタンダードルーム(オーシャンサイド)

公式HPどおり、壁の絵柄がかわいいです♪

最大4人が泊れるお部屋でした。

左右のソファはデイベッドで、ベッドメイク済みなのでカバーを外して利用します。

家族連れには便利ですね。

ただ4人だと荷物を考えるとちょっと手狭だな、と思いました。

オーシャンサイドでしたが、すぐ海というわけではなく別のホテルの建物の向こうに海、という感じでした。

入り口ドアの横に、二つのドア。

左が洗面所&バス、右がトイレ。

洗面所です。ちょっと狭いですが、まぁ普通ですね。

期間限定のアメニティ。

歯ブラシ4本、ブラシ、コットン・ヘアゴム・綿棒のセット。

これらは持ち帰ることができます。

バスルーム。

扉を開けてつい「せまっ!」(苦笑

一人入るのがやっとですが、洗い場別なので子供連れにはいいですよね。

扉がバスルーム側へ開くので、出る時ちょっと出づらいです。

スリッパ、2人なのに4足もありました。

こちらも持ち帰ることができます。

室内着。浴衣タイプではないので着やすそう。

ベッドの正面にテレビとキャビネット。

湯沸しポットとカップ。飲み物は残念ながら煎茶のみ。

ミネラルウォーターもありませんでした。

宿泊者特典のポストカード。

右の引き戸、上は金庫。下は冷蔵庫でした。

他に加湿器、ベッドガードが置いてあります。

壁紙の乗り物の絵が「海底2万マイル」「ウエスタンリバー鉄道」「センター・オブ・ジ・アース」「トランジット・スチーマーライン」になっています。

「ディスカバー」のコンセプトにあった内装ですね。

ベッドは結構広くて寝心地がよかったです。

連泊時でタオルの替え等を辞退するとギフト券など特典があるらしいです。

翌朝は・・・

ハッピー15エントリーとして、ここで一番このホテルの効力を発揮するところですが・・・

いつも朝が遅い我が家は、開園時間に起床いたしました。

全く意味ありませんね(汗

宝の持ち腐れ

ハッピー15エントリー利用の場合、遅くとも30分前にはバスに乗っていたいものです。

バスはディスカバーを出発して東京ディズニーシー経由で東京ディズニーランドへ到着します。

東京ディズニーリゾート近辺は朝は非常に混雑するので、ディズニーランドへ行く場合は早めの出発をおすすめします。

新浦安駅、舞浜駅へ行きたい時は

我が家は二泊目に舞浜のホテルをとっていたので本来は舞浜駅へ行きたかったのですが、残念ながら無料送迎バスは舞浜行きはありません。

それで路線バスで新浦安へ行こうかとも思いましたが、結局時間がかかりそうで断念しました。

翌日パークへインせず帰る方や他へ観光に行かれる方のために、路線バスを紹介しておきます。

バス停は「総合公園」になります。

東京ベイシティバス路線図

3番系統、11番系統、23番系統です。

11番が若干経由が少なく、早めに新浦安駅へ到着すると思います。

総合公園は、東京セレブレーションホテル・ウィッシュのすぐ隣です。

時刻表は東京ベイシティバスのHPを確認してくださいね。

チェックアウトはスムーズ

チェックアウトは入り口のボックスにカードキーを入れればよく、フロントに立ち寄らなくてもいいのでスムーズです。

ただ他のディズニーホテルのように、記念にカードキーを持ち帰ることはできません。

総合的に見て・・・

今回泊ってみた感想として、我が家としては・・・

「一度泊って気が済んだ」

という感じです(^^;

お値段的には仕方ないのですが、「ディズニーホテル」と謳うわりにはオフィシャルよりも落ちるというのが残念です。

まず、場所的に遠くて不便なのにもかかわらずウェルカムセンターで手続きできないというのは致命的。

設備もサービスもオフィシャルより劣ると思います。

そして、そのレベルならもっとお手頃なホテルがたくさんあります。

”ディズニーホテルというわりに高級感もお得感もない、ビジネスホテルに毛が生えた程度の施設なのに意外と高い”

というのが私の総評です。

本当に「ハッピー15エントリー」目的だけのホテルだと思います。

我が家のように朝のんびり&ショーパレ目的の人には、あまり魅力でないと思いました(個人的感想)

それでもディズニー要素満載のホテルはお子様も喜ぶと思いますし、このお値段でハッピー15エントリーを利用できるのはお得だ、と思うゲストも多いと思います。

2021年度には「東京トイストーリー・ホテル」が開業予定です。

ハッピー15エントリー利用者がさらに増えると思うので、「東京セレブレーションホテル」ももっと独自の魅力を打ち出して頑張ってほしいと思います。