私と娘はパークへ行っても、アトラクションにはほとんど乗りません。
ショーやパレードを見たり、季節ごとのデコレーションやメニューを楽しんだり、雰囲気を味わいにいっています。
娘は絶叫系が苦手、そして私は落下型が苦手なので「タワー・オブ・テラー」は一度も足を踏み入れたことがありません(;’∀’)
ですがそんな私でもディズニー、特に東京ディズニーシーは深い深いバックグラウンドストーリーを楽しむことができます。
私達なりの、タワテラの楽しみ方を紹介していきます。
目次
タワー・オブ・テラーのストーリー
まずは復習として「タワー・オブ・テラー」のストーリーです。
これは結構有名なお話で、公式以外でもあちこちで記述を見かけることができます。
簡単に要約すると
- ニューヨークにあるホテルハイタワーの所有者、ハリソン・ハイタワー三世は大富豪であり探検家だった。
- 世界中を旅して古代遺物を収集していたが、ある時非合法に呪いの偶像シリキ・ウトゥンドゥを入手した。
- その偶像を崇拝せず禁忌を犯したハイタワー三世は、シリキの呪いによりエレベータが落下し大破。本人は姿を消した。
- ホテルハイタワーは「恐怖のホテル(タワーオブテラー)」と呼ばれ長く閉鎖されてきたが、数年後にニューヨーク市保存協会により修復された後、同協会主催の見学ツアーが開催されることになった。
- ゲストはホテル内を見学後、業務用エレベーターに乗り込み、最上階のハイタワー三世の部屋へ。恐怖の体験が待ち受けていると知らず…。
東京ディズニーシー、オリジナルのストーリー
「タワー・オブ・テラー」はフロリダやパリにある「トワーライトゾーン・タワー・オブ・テラー」の翻案ですが、アメリカやヨーロッパと比べ、日本はTV番組「トワイライトゾーン」になじみが薄いためオリジナルのストーリーが作られました。
ストーリーは非常に念入りに作られており、東京ディズニーシーのニューヨークエリアにはハイタワー三世にかかわるストーリーがちりばめられています。
また、香港ディズニーランドに「ミスティック・マナー」というアトラクションがありますが、そこに飾られた絵画にハイタワー三世の姿を見ることができます。
一番左の人物が、シリキ・ウトゥンドゥを手にしたハイタワー三世です。
この絵画には、東京ディズニーシーでもおなじみのS.E.A(Society Of Explores and Adventures)会員の姿が見られます。
S.E.Aはフォートレスエクスプロレーションでおなじみの人物達で、東京ディズニーシーが「冒険とイマジネーションの海」と呼ばれている象徴ではないかと思います。
冒険家でもあったハリソン・ハイタワー三世も、その行いに批判こそあれ立派なS.E.Aの一員なのでしょう。
ハイタワー三世が収集した遺跡の数々
ホテルのロビーはもともと大邸宅と呼ばれており、ハイタワー三世が暮らしていた場所です。
ロビー頭上には、自らの力を誇示するかのように描かれたステンドグラス。
世界中から集めたコレクションにまつわるエピソードを、ドラマティックに描いた数々の壁画。
そしてハイタワー三世がシリキと共に乗ったあのエレベーターの残骸もある・・・らしいです。
私は全く入ったことがないので、見たことがないのです。。。(涙
そして、アトラクションのQライン(スタンバイ時に待つ場所)には美しい庭園があり、ハイタワー三世が収集した古代遺跡を見ることができるらしいです。
過去に、閑散期にはアトラクションを利用しないゲストも案内してくれたとか。
乗りたくはないけど中が見たい。
USJのホグワーツ城のように、城内部を楽しむウォークスルーを導入してくれることを望みます。。。
外観を楽しむ!
で、結局内部を見に行けない私は、外から楽しむしかありません。
まず、その建築様式を眺めます。
横暴なハイタワー三世のわがままにふりまわされた挙句、ホテルは増築に増築を重ね奇妙なアンバランスさの中に佇んでいます。
この奇妙さが、恐怖を表現しているのでしょうね。狂気というか。
先日インした際は、こちらのカーテンに注目してみました。
各部屋のカーテンは均一ではありません。
閉じていたり開いていたり、片側に寄せられていたり。
いかにも「ついさっきまで客室として利用していた」感があります。
この辺の不気味さは、ちょっと「ホーンテッドマンション」的ではありますよね。
夜見るとまた違った顔が見られるので、日が暮れてからもじっくり堪能できます。
ちなみに、こちらが「タワー・オブ・テラー」の裏側です。
10前ぐらい前、園外道路から撮ったもので画像が粗くてすみませんm(__)m
ちゃんと窓があり、そしてカーテンがかかっているのに感激、
細かいところまで手を抜きませんね。
ショップ「タワー・オブ・テラー・メモラビリア」を楽しむ!
タワテラに乗らずともハイタワー三世の繁栄を垣間見られるのが、アトラクション出口にあるショップ「タワー・オブ・テラー・メモラビリア」です。
ショップはもともとは『ラジャ(王)のプール』と呼ばれていた、プールだったらしいです。
こちらはプールの飛び込み台の名残り。
確かにこの飛び込み台と同じものだと思われます。
店内の壁面には、その権力を誇示するハイタワー三世の壁画を見ることができます。
非常に脳天気ですね。。。
壁面のタイル装飾がプールの面影を感じます。
パークグッズのガチャガチャも設置されました。
ホテルハイタワーの中庭にある噴水と同じデザインらしいです。
撮り忘れてしまいましたが、隣にある両替機も非常に個性的なデザインです。
こちら「タワー・オブ・テラー」出口付近に飾られいるものです。
何かわからないのですが、ハイタワー三世が集めた遺跡でしょうか。
細かく見れば見るほど気になるところを発見できる、こだわりの強いショップでした。
タワー・オブ・テラーのグッズを楽しむ!
東京ディズニーシーの中でもトップを争う人気アトラクションですが、グッズは実はあまり多くはありません。
我が家を探してみたところ、スーベニアカップとポップコーンバケットがありました。
「タワー・オブ・テラー」がオープンしたのが2006年9月4日だったんですね。ちょうどオープンした頃のお品です。
(2007年2月です。まだできたてホヤホヤ)
オープン当時は多少グッズはあったようですが、その後はあまり見かけませんでした。
そんな中、2021年1月現在『ディズニーワンダブルズ』とうコレクションアイテムが発売されています。
きんちゃく、絵皿、ぬいぐるみの三種類。
注目はタワテラぬいぐるみ!ハイタワー三世のグッズは初めてではないでしょうか?
もう少しタワテラグッズが増えたら「タワー・オブ・テラー・メモラビア」もマニア感溢れていいのではないか?と思うのですが。