東京ディズニーランドの「カントリーベア・シアター」は、必ず入るアトラクションです。
寒いとき暑いとき、ひと休みするために入るゲストも多いのではないでしょうか。
今回は、その「カントリーベア・シアター」に登場するクマたちの楽屋に関するお話です。
「カントリーベア・シアター」は、1983年4月15日、東京ディズニーランドの開園と同時にオープンしました。
個性あふれる愉快なクマたちが賑やかなコンサートを公演します。
通常のカントリーベア・ジャンボリー、夏期のバケーション・ジャンボリー、冬季のジングルベル・ジャンボリーと異なる3つのショーが楽しめます。
今回久しぶりのディズニーランドで、楽しみにしていたのは「カントリーベア・シアター」出口にある廊下。
みなさんサラーっと通り過ぎてしまうのですが、出演していたクマたちの楽屋扉がズラリ。
写真を撮っていたら、キャストさんがいろいろと説明してくださいました。
そして思いもかけず、クイズが。「この中に2頭だけ、楽屋がないクマさんがいます。さて誰でしょう?」
そしてキャストさんは答えを言わず、去っていってしまったのです!
気になって仕方ない私たちは、結局もう一度「カントリーベア・シアター」へ。
目次
18匹のクマたち
ここで、「カントリーベア・シアター」に出演しているクマさん達をおさらいします。
(一部画像を公式HPよりお借りしています。画像を準備できしだい、入れ替えます)
ヘンリー
ショーの司会を務めるしっかり者。
帽子の中にサミーというアライグマが隠れている(夏期はサニーというスカンクがとび入り参加)
ゴーマー
ピアノ弾きのゴーマー。もの静かな彼が奏でるメロディはとっても素敵。
ザ・ファイブベアラグズ
手作りの楽器で歌う5匹のクマ(+子グマ)のバンド。
ジグ
ザ・ファイブ・ベア・ラグズのリーダー。バンジョーを演奏する。洗い桶まで叩きます。
ゼブ
バイオリンを演奏する。弓はヒッコリー。
テッド
空き瓶を吹いたり、洗濯板を鳴らすなどリズムパート担当。
フレッド
父の形見のハーモニカを演奏。
テネシー
ギターに似た1本弦の楽器を演奏する他、夏季・冬季はジグ、ゼブと共にボーカルも担当する。
オスカー
ゼブの子供の子グマ。持っているのはクマのぬいぐるみを、演奏が終わると鳴らす。
リバーリップス・マックグロウ
つきだした唇がとても印象的な彼はロカビリーサウンドをクールに披露!
トリキシー
歌唱力抜群の彼女は、胸にジーンとくる失恋ソングが得意。
シェーカー
本名はテレンスだが、尻を揺らしながら歌うため、みんなからはシェーカーと呼ばれている。
ザ・サンボンネッツ(バブルス、バニー、ビューラ)
フロリダからやって来た三人娘。歌声、コーラスもとってもキュート!
ウェンデル
お調子者で、よくヘンリーを困らせている。趣味はカメラ。夏期はフラッシュ撮影をして怒られ、冬季はライフル銃を暴発させて大騒ぎを起こす
テディ・バラ
ブランコに乗って登場するスイングの女王。彼女の甘い歌声にうっとり。
アーネスト
オシャレで気取り屋なバイオリンの名手。よく目をキョロキョロさせながら華麗に演奏。
ツアーの度にたくさんの衣装を持ち歩くので『DUDE(気どり屋)』と呼ばれている。
ビッグ・アル
メンバーの最長老。いつも酔っぱらっていて、音程も外しっぱなしだけど、どんな時でもマイペースなビッグ・アル。
クマたちの楽屋扉を拝見
1回目鑑賞の時はイマイチ見分けがつかなかったりしましたが、2回目はものすごく真剣に観察して18匹のクマの特徴がなんとなくわかるようになりました。
さて!
楽屋がない2匹のクマを探します!
シアターを出て左手には、女の子のクマさん2匹の楽屋が。
リボンがかわいいトリキシーの楽屋。
テディ・バラは楽屋も上に。ヘンリーへのメッセージが。
その正面には、ピアノ弾きゴーマーの楽屋。
扉の上部に、ピアノの鍵盤が描かれていますね。
ヘンリーの楽屋。
ちゃんとサミーのための扉もあります!
ザ・ファイブベアラグズの楽屋。
ちゃんとオスカー用の小さな扉もあります。かわいいですね♪
ザ・サンボンネッツの楽屋。
扉は3枚あるけど、同じ楽屋なのかな?
それともそれぞれ個室なのかな?
気になりますー。
アーネストの楽屋。上部に愛用のバイオリンが飾られています。
衣装持ちのオシャレさんらしいので、楽屋にはたくさんの衣装がかけられているのかな。
シェーカーの楽屋。
大きなお尻の彼にピッタリの扉。
ビッグ・アルの楽屋は、扉もビッグ。
「LAIR」の意味は巣、穴、隠れ家。「SWEET」とあるので、「SWEET HOME」みたいな意味かな?と推察します。
楽屋がないクマは誰?
さて、これですべての楽屋の扉を紹介しましたが、誰の楽屋がなかったかわかりましたか?
私たちはわかりました!
そして、この時いたキャストさんが答え合わせをしてくれました。
ウェンデルとリバーリップス・マックグロウです!
そして何故この二匹に楽屋がないのか、理由もありました。
リバーリップス・マックグロウは人気がありすぎて、出待ちのファンで行列ができてしまうのだそう。
そのため、楽屋を別の場所へ移したのだそうです。
そんなに人気があるのですねぇ~。
そしてウェンデル。
彼は放浪癖があり、すぐどこかに行ってしまって楽屋にいないそう。
そのため帰って来た時は、ヘンリーの楽屋にお邪魔しているそうです。
楽屋探訪がちょっとした謎解きになって、とっても面白かったです!
こんな伝言板もありました。
よー-く見るとなかなか面白い。
狩猟シーズンのお知らせや、パンダからのファンレターなど、
楽屋もいいけど待合ロビーもいいよ!
待合ロビーには、旅の写真をはじめ、肖像画や、レコードなどが飾られています。
木でできた「ゴールデンディスク」は、彼らが出したレコードが100万枚を突破した記念に授与されたものだそう。
トロフィーは「いかれたバンジョー賞(「下手くそ」に贈られる賞という意味。ビッグ・アルが受賞)」や「「空ビン賞(空ビンを楽器にしているクマ(テッド)に贈られた)」など、よくよく見ると面白い!
奥の壁にはガラスケースに飾られた楽譜など。
実際にショー内で演奏されている楽譜だったり、隠れミッキーがあったり、よくよく見ると発見がたくさん。
「カントリーベア・シアター」へお越しの際はぜひ、待合ロビーと楽屋も注目してみてくださいね!