パーク後がコロナ禍で休止した後、再開後にも休止が続いていたアトラクション「トムソーヤ島」。
2021年11月から再開したということで、インしてまず一番に行って来ました。
アメリカ河のなかにあるトムソーヤ島へ、丸太のいかだに乗って出発!インジャンジョーの洞窟、ハックルベリー沼、トムソーヤのツリーハウスなど、誰もが一度は夢見た冒険が待っています。(公式HP)
小説「トム・ソーヤーの冒険」
そもそも”トムソーヤ”とは誰なのか?
1876年に発表されたアメリカ合衆国の小説家、マーク・トウェインが1876年に発表した『トム・ソーヤーの冒険』少年少女向けの娯楽小説の主人公です。
おいハック、俺は金持ちになったって、盗賊やめる気はないぞ。
海賊ごっこに幽霊屋敷探検、毎日が冒険のトムはある夜、墓場で殺人事件を目撃してしまった! ――少年文学の永遠の名作を名翻訳家が新訳。
ポリー伯母さんに塀塗りを言いつけられたわんぱく小僧のトム・ソーヤー。転んでもタダでは起きぬ彼のこと、いかにも意味ありげに塀を塗ってみせれば皆がぼくにもやらせてとやってきて、林檎も凧もせしめてしまう。海賊ごっこに幽霊屋敷探検の日々を送る中、ある夜親友のハックと墓場に忍び込んだら……殺人事件を目撃! 永遠の少年時代がいきいきと描かれた名作。
ウォルト・ディズニーは『トム・ソーヤーの冒険』の愛読家だったそうで、蒸気船には「マーク・トウェイン号」という名前を付けています。
「トムソーヤ島いかだ」は、作者マーク・トウェインの少年時代、ミシシッピ川で旅行者や貨物を運んでいたいかだをモデルにデザインされています。
インジャンジョーの洞窟
今回一番の目的は、インジャンジョーの洞窟をゆっくり探検することだったのですが・・・
残念ながら中止となっていました。。。
中はかなり暗いので子供が小さい頃は怖がって入らず、前回来たときにひさ~~しぶりに入ったのですが、大してよく見ずに出口へ。
帰って来てから、洞窟の由来や隠されたポイントなどを知り、もう一度じっくり見たいと思っていたのですが。
確かに換気も悪く、密になりやすいので仕方ないのでしょう。
インジャンジョーとは、トムたちが目撃した殺人事件の犯人で、逃亡後に洞窟に潜んで宝探しをしていたらしいです。
「インジャンジョーの洞窟」では、ランタンの光を頼りに暗い洞窟を進んだ先で壁に光をあてると、虹色に見える地層や“秘密の財宝の隠し場所”が見つかるそうです。
スリルと宝探しのワクワクを思い出させてくれる洞窟。いつか入れるようになるといいですね。
キャッスルロック
うちの子が小さい頃に、よく遊んだキャッスルロック。
部分的に進入禁止になっていました。上には登れるようでしたが、骸骨岩も裏側へは進入禁止。
子供が遊ぶ場所が減っているなぁ・・・。
サムクレメンズ砦
サムクレメンズ砦は、マーク・トウェインの本名(サミュエル・ラングホーン・クレメンズ)から名付けられています。
サムクレメンズ砦は、動物や盗賊、敵からの襲撃を防ぐために作られた、高い柵で囲まれた砦です。
2階には見張りのための巡回路やライフルの保管庫もあるのですが、現在は残念ながら進入禁止となっています。
連隊本部の建物。
耳をすますと、いびきが聞こえてきます。
(白い布の向こうに、靴の先が見えます)
いびきの発信源は連隊長の部屋のようです。声をかけるといびきの音が変わるとか。
砦の中には島で唯一のお店「キャンティーン」がありましたが、現在は閉店となり自動販売機が設置されています。
「キャンティーン」という名前は水筒に由来しています。
当時、西部の未開の地を旅する人々にとって、水は何よりも貴重なものでした。
彼らが水を携帯するのに使っていたのが、キャンティーンと呼ばれる金属製の丸い水筒だったことから、砦の隊員たちがこのお店を「キャンティーン」と名づけたのです。
自動販売機になった今も、私たち旅人の喉をうるおすために活躍し続けていてくれるのですね。
ここには小さいながらもトイレもあります。外見とは対照的な、普通の近代的なトイレですからご安心を!
(トイレはもう一か所、いかだの船着き場にあります)
インディアンキャンプ
サムクレメンズ砦の北に、ティピーというアメリカン・インディアンが利用していたテントのような移動用住居が立ち並ぶ場所があります。
ティピーは中に入ることができるものもあり、進入禁止になっていなかったので記念撮影する人たちがいました。
このさらに北側にはインディアン居住地がありますが、平和条約の取り決めで一般人は立ち入り禁止となっています。
アメリカ河を航行する蒸気船マーク・トゥエイン号やウエスタンリバー鉄道から見ることができます。
またさらに北端には、窓の中には炎が見え、壁や屋根から煙がもくもくと立ち上る「燃える小屋」があります。
ウエスタンリバー鉄道ではアナウンスで紹介してくれるので、見たことある人も多いのでは。
おっ!川の向こうに小屋が燃えています・・・!!開拓者の夢が灰になってしまいましたね・・・。しかしフロンティアスプリットが燃え尽きる事は決してないでしょう~。
ただし、この小屋は島内から立ち寄ることも見ることもできません。
サムクレメンズ砦とインディアンキャップの間に、お墓があります。
トムとハックルベリー・フィンが殺人を目撃した墓地か?とも思いましたが、墓標を見るともっと深い意味がありそうです。
墓標の大きさや材質もさまざま。
この左のお墓が一番立派で、また彫られた言葉にも意味があります。
この墓地については、また別に書いてみたいと思います。
ハーパーの粉ひき小屋
ジョセフ(ジョー)・ハーパーはトムは友人の一人。
トムの無二の人物として描かれており、トム、ハックと一緒に4日間ジャクソン島に過ごした事があります。
そんなジョーのお父さんの名前をつけたそうです。
上から見たところ。水車の力で、歯車が動いて粉をひいている様子が見られます。
他にも「トムのツリーハウス」や吊り橋・たる橋、「ハックルベリーの沼」などあるのですが、ざっと一周回って船着き場へ戻ってきました。
以前はいかだ乗り場と、トムソーヤ島船着き場に島の地図が置かれていたのですが、コロナ禍のせいか残念ながら撤去されていました。
いつも足早にまわってしまい、ここでゆっくり・・・という時間をもったことがないのですが、お天気がいい日に「キャンプ・ウッド・チャック・キッチン」でフードを買って、トムソーヤ島でのんびり食べるという時間をもってみたいです。
島へ渡るいかだは、かなり空いていてタイミングが会えばすぐ乗ることができましたが、島内の混雑回避のため人数制限する場合もあるそうです。
また島へ渡れるのは日没までなので、秋冬の日没が早い時期は早めに行きましょうね!
トムの痕跡
ここでひとつ、トム・ソーヤがここにいた痕跡を。
「GONE FISHIN TOM Becky」
ペンキ塗りをしていたトムは、ガールフレンドのベッキーと魚釣りに出かけてしまったようです。
アルファベット「S」が反対向きなのがご愛敬^^
実は小説『トム・ソーヤーの冒険』にもトムがペンキ塗りをする場面があります。
トムはおばさんに頼まれてペンキ塗りを頼まれるのですが、楽して仕事を終わらせたいトムは考えます。
ものすごく楽しそうにペンキ塗りをしてみせて他の子供たちがやりたくなるようにしむけ、ペンキ塗りの仕事だけでなく交換条件に物品まで手に入れてしまうのです。
この壁はいかだ乗り場の出口の方にあります。
トムソーヤ島から帰ってきたら、出口の壁にも注目してみてくださいね!