「シュガーラッシュ」が大好きな我が家!
続編ができるということで、楽しみに待っていました。
でもこの作品、見たことある人多くないんじゃないか?
1を見てなくても楽しめるものなのかな?
観賞してきた感想と、ちょこっとネタバレを紹介します。
目次
シュガーラッシュの1をおさらい
とりあえず、1となる「シュガーラッシュ」のお話をおさらいしましょう。
あらすじ
ゲームセンターに並ぶアーケード・ゲーム。
その中のひとつ、80年代に登場したレトロなゲーム<フィックス・イット・フェリックス>でビルを破壊し続けている悪役キャラクター、ラルフ。
彼は長年友達もいず家もなく、悪役キャラクターをやめたいと思っていた。
「メダルを持ってこればヒーローになれる」と思い、ゲームセンター閉店後別のゲーム<ヒーローズ・デューティー>にもぐりこみ強引にメダルを取ってしまう。
しかし敵キャラのサイバグに、お菓子の国のレースゲーム<シュガー・ラッシュ>へ飛ばされ、そのキャラクター、ヴァネロペにメダルを横取りされてしまう。
<シュガーラッシュ>でみんなの邪魔者にされていたヴァネロペは、メダルを使ってゲームに参加し、優勝しようと思っていた。
自分の同じように邪魔者扱いされているヴァネロペを見て、ラルフはヴァネロペのレースに協力し始めた。
一方、悪役キャラクターのいなくなった<フィクス・イット・フェリックス>は故障扱いに。主役キャラクターのフィリックスはラルフを探して<ヒーローズ・デューティー>へ。
実はラルフと一緒に<シュガーラッシュ>へ飛ばされたサイバグが卵を産み付け、孵化した大量のサイバグの子供達がゲームを破壊しようとしていた。
ヴァネロペはレースに勝つことができるのか?
ラルフはメダルを取り戻し、ヒーローになることができるのか?
そしてラルフ達はサイバグをやっつけてゲームを守ることができるのか?
結末は・・・(ほぼネタバレなし)
あらすじと結末を詳細に書くと長くなってしまうので、一番大筋の結末(これが「シュガーラッシュ・オンライン」につながります。
ラルフとヴァネロペは大親友になり、ラルフは「悪役だっていい」と自分のゲームでのキャラクターを受け入れます。
ヴァネロペは<シュガーラッシュ>の天才レーサー、ラルフは<フィクス・イット・フェリックス>の悪役としてゲームの中で暮らしつつ、ゲームセンター閉店後は大親友として過ごしていくのです。
シュガーラッシュ・オンライン
あらすじ
ヴァネロペとラルフは、アーケード・ゲームの世界で暮らすゲーム・キャラクター。見た目も性格も正反対だけど、ふたりは大親友。レースゲーム<シュガー・ラッシュ>の天才レーサーにしてプリンセスのヴァネロペは、好奇心旺盛で新しいことやワクワクすることが大好き。
一方、不器用だけど心優しい悪役キャラクターのラルフは、ゲームの世界の変わらぬ日々を幸せだと感じていた。ある日、<シュガー・ラッシュ>のハンドルが壊れ、廃棄寸前の危機に!インターネットの世界では何でも手に入れることができると知ったヴァネロペとラルフは、ハンドルを手に入れて<シュガー・ラッシュ>を救うため、インターネットの世界へ向かう。
新しい世界に飛び込んだふたりの前にどこまでも広がるのは、高層ビルがそびえ立つ、カラフルな巨大都市。ゲームの世界しか知らないふたりにとって、見るものすべてが新鮮で刺激溢れる世界だった。戸惑うラルフとワクワクを隠せないヴァネロペは、ほどなくオークションサイトでハンドルを見つけて大喜び。ところが、より大きな数字を言った者が勝つゲームと勘違いして、あり得ないほどの高額で落札し、24時間以内にお金を稼がなくてはならないはめに!
刺激的なインターネットの世界で、<スローターレース>のカリスマレーサーシャンクと出会い、新たな夢を持ち始めたヴァネロペは、この世界こそが自分の本当の居場所なのだと運命を感じていく。一方ラルフは、ハンドルが手に入ったら、親友ヴァネロペと元の世界に戻るのだと当然のように思っていた。次第にふたりの心はすれ違い、思わぬ出来事を引き起こす。
そして、インターネットの世界に崩壊寸前の危険が迫ったとき、ふたりの冒険と友情も最大の危機を迎える・・・。果たして<シュガー・ラッシュ>とふたりの運命は!?
(公式HPより)
感想(ネタバレあり)
それでは映画を観た感想ですが、多少のネタバレがありますので、見たくない人はスルーしてください。
さすが!インターネットの世界観
インターネットの可視化、というんですが表現の仕方はやはり「さすが!」という感じで素晴らしかったです。
「Google」「Facebook」など身近なロゴが出てくるところ、うざいポップアップ広告やウィルスの表現。
インターネットの世界に来る私達自身のアバターも面白かったです。
子供に対してインターネットの世界を説明するにも、わかりやすい表現でした。
ただ、ネットの怖さというものを表現するには足りなかったかも。
ラルフが自分の動画に対する意地悪なコメントを見て涙を流すシーンがありましたが、もう少し掘り下げてもよかったかな?と思います。
ただ、あれで泣いちゃうラルフって純真だな~♡と思いました。
プリンセス達の自虐ネタ
予告編で話題になっていたディズニープリンセス勢ぞろいのシーン。
やはり見ごたえはありましたし、キャラクターを探す楽しみもありましたね。
プリンセス達のシーンはかなり自虐ネタな感じでした。
「強い男の人に守られたって、みんなに思われてる?」って。それでこそプリンセス!というところ(でも本人たちはちょっと反感を持っているらしい)が皮肉。
それからちょっと変わっているメリダに対して「あの子、別のスタジオの子なの」という意地悪。
それから会話中に急に歌いだしスポットライトが点く展開。
そこをパロディにして、後半にヴァネロペが歌いだしミュージカル調になるシーンがあります。
これがなんだかパロディになり切れなかった感じがして消化不良。
全体的に自虐したけれどシニカルになりきれなかったかな?と思います。
これが別のスタジオ・・・ドリームワークスとかイルミネーションとかだと違うんだろうな、と思う一方で上品だとは思いますが。
あのラルフは大丈夫なの?
ラルフがウィルスとなって増殖し、ビッグラルフが形成されたところ・・・。
はっきり言って見た目も気持ち悪いし、執着心ありすぎな内面も気持ち悪かった・・・これって小さい子供大丈夫?と思うようなグロテスク感がありました。
1でせっかく悪役キャラを卒業したのに、なんだかラルフのいい面が全然出なかった気がします。
動画を作ってハートを集めるのも、全てはヴァネロペのことを思ってヴァネロペのためにしたことなのに、なんだか執着心ー ヴァネロペとずっと一緒に、変わらない生活を送って行きたいー しか感じられず共感できませんでした。
ラストに賛否あり!?
ラルフとヴァネロペがさよならしてしまうラスト。ディズニーらしくないラスト、とか寂しいといった意見が多いようですね。
私は全然何も感じていませんでした・・・。
ラルフとヴァネロペは今までも、ゲームの世界は別でしたよね?
ゲームセンターが閉店した後は毎日一緒に過ごしていたかもしれませんが、もう会えないわけでもないし、それぞれの世界へ行くのは自然のことだと思っていました。
私は子供と見ましたが、子供はやはりラストが嫌だったらしく「見なきゃよかった」とまで言ってました。
それから心情的にはラルフの味方だったようです。
ヴァネロペがラルフに「親友ならあんなことしない!」と激怒した時のヴァネロペは大嫌いだそうです。
でも私はラルフのしつこさが嫌いでした。
たぶん私はラルフとヴァネロペを大親友として見ていたわけでなく、親子のような関係に感じ、親離れしようとするヴァネロペに対しって子離れしないラルフを嫌悪したのだと思います。
これは見る人の立場で感じ方はかなり違いますね。
そして全体的な感想
トータル的な感想としては、ストーリーはイマイチだったと思います。
ネットの世界の描き方、デザイン性は素晴らしかったのですが。
イエス、シャンクといったキャラクターはすごくよかったです。
1でラルフとヴァネロペの友情が築き、お互いの居場所を見つけたというエンディングを迎えていたので、その先の話は別にいらなかったな~と思います。
結論~1を見なくても大丈夫?
お題の「シュガーラッシュ」を見なくても「シュガーラッシュ・オンライン」は楽しめるか?という点ですが。
結論から言うと、大丈夫です。
よくこういう時「見なくても大丈夫ですが、1を見ている方が楽しめます」と言いますが、それは当たり前なことで。
「シュガーラッシュ・オンライン」は1を見ていなくても大丈夫です。
1を見ないとわからない、という箇所はほぼほぼありません。
ちょっとヴァネロペの不具合キャラ、というのがわからないかもしれませんが、1でもそれについて多く説明されているわけでもありません。
気持ちが不安定になると不具合が出る、でも不具合を自分でコントロールするキャラだと理解して見れば大丈夫。
意外に、1に思い入れがない方が楽しめるかもしれませんね。
おまけ
ところで、エンドロールに出てきた小さい女の子と「パンケーキ ミルクシェイク」の部分。
みなさん理解できました?
お母さんが女の子に「その映画どうだった?」と聞き、女の子が「予告動に出てきたシーンがなくて悲しいの」と言うシーン。
私は全く理解できなかったのですが、後でみんなの感想を読んでいる時に判明しました。
この後に流れるシーンが、予告にあった部分なんですね。見たことなかったのでわからなかった(^^;
ピクサーはおまけないけど、ディズニーはあるので最後まで席を立たないことにしてます。
今回はエンドロール画面右端にスクロールバーがあって、だんだん進んでいくので「もうすぐ終わるなー」と思いながら見てました^^